
10歳以上の年齢差があるご夫婦の場合、生命保険金を老後資金に利用するアイデアをご紹介します。
たとえば、ご主人が奥様より10歳以上年上という場合は、たいていの場合、ご主人がなくなってからが、奥様の老後となります。ご主人がいない分老後資金が心配ですね。
このような場合は、ご主人の生命保険を持っていれば、奥様の老後資金になるということです。
ポイントは、ご主人が一生涯保障や100歳満期といった、長期の保障を持っておくことです。
Aさんの例をみてみましょう
Aさんは、ご主人との年齢差が17歳あります。Aさんが37歳でご主人が54歳です。つまり、Aさんが60歳の時には、ご主人は夫は77歳です。Aさんは、ご主人がもっと先に亡くなったあと、自分のリタイアメントが心配です。平均寿命で考えると、Aさんよりご主人のほうが20年くらい早いかもしれません。
Aさんは、今ご主人に万が一があっても、経済的に不安ですが、将来的にも不安なので、Aさんがオーナーで受取人、としてご主人の保険を50万ドル購入しました。
- 100歳満了
- 死亡保険金50万ドルのユニバーサル保険(死亡保障ギャランティー型)
- オーナー:受取人:Aさん
- 被保険者:夫
- 保険料:毎月380ドル
保険に380ドルなんて、と思いましたが、Aさんは、この50万ドルは必ず受け取ることができるわけです。なぜなら、自分のリタイアメント資金にもなるからです。380ドルを貯金や年金にいれたら確実に50万ドル受け取れるのはいつなのでしょうか。平均で7.5%の複利で運用できて、初めて30年後に50万ドルとなります。これは、毎年の利息の税金をいれていませんから、貯蓄や毎年税金がかかる金融商品の場合は、平均7.5%で運用できても、50万ドル受け取るには30年以上かかります。
生命保険の場合は、ご主人に万が一があったら10年後でも20年後でも50万ドルの保険金が下りますので、Aさんにとっては確実なリタイアメント資金の準備になるというわけです。
| 夫の年齢 | Aさんの年齢 | 支払い総額累計 | 受取保険金(Aさんのリタイアメント資金) |
| 20年後 | 72 | 56 | $96,000 | $500,000 |
| 30年後 | 82 | 66 | $144,000 | $500,000 |
| 40年後 | 92 | 76 | $240,000 | $500,000 |
年金や貯蓄で、これだけのベネフィットは得られません。確実に受け取れる、元本保証のものだと、24年間で貯まるのは、せいぜい20万ドルです(年利4%の複利でも)リタイアメントというと、リタイアメント用の商品にて準備しようと考えがちですが、保険や年金などの金融商品のメリット、デメリットを把握し、自分のライフプランに合わせて、意外な金融商品のメリットを有効活用することもできるのです。
生命保険金として受け取るのでタックスもフリー
時期にもよりますが支払った保険料の4倍から10倍の保険金を受けとれます。ポイントは、長期の保障ということです。Termなどの短期保障ですと、ある期間までになくならなければ保険金は受け取れないのでAさんのご主人が長生きしたら、Aさんのリタイアメント資金がなくなってしまいます。一生涯などの長期保障であれば、Aさんは、ご主人が長生きしても、この保険金を必ず受け取ることができます。
さらに、死亡保険金は、契約者も受取人もAさんにしておくとタックスの対象にもなりません。これも、アニュイティーの税務に比べて利点です。
ちょっと変わった生命保険の考え方、利用の仕方ですが、総支払いに対する、受取金額、受け取り時の税務メリットまで考えると、参考に出来るかたも多いのではないでしょうか。
|