
アメリカでIRA等の受皿としても使われるAnnuity(アニュイティー)は、日本でいう民間の年金にあたり、保険会社が販売している積立商品です。
学費など特別の支出が10年後にあることが分かっている場合などの積立てや、名前のとおりリタイアメント準備に多く使われます。アメリカのアニュイティーは、月々または毎年お金を入れて積み立てていくものと、最初に保険料を一括払いするものとがあります。どちらも、自分が必要になるまで据え置くタイプのものをDeferred Annuityといい、自分の好きなときにお金を引き出すことができます。受け取り(アンユイタイズAnnuitize)したいときは、そのときのCash Valueをもとに保険会社に申請し、受け取り金額と年数をそこで決められます。または、ほかの会社のSPIAという一括払い即時年金にかけかえ、今までのCash Valueを一括で払い込めば、最短で翌月から年金の受給を開始することもできます。年金受け取り期間は、商品にもよりますが一生涯・年数確定・保障期間つき一生涯などから選べます。
Annuityの魅力と注意点
定額Annuityはほとんどが元本保証
変額年金でなく定額年金であれば、ほとんどの場合元本が保証されています。
預金より利息がよいことが多い
Annuityの利率は、各保険会社の商品によりますが、平均して銀行利息より高いのが一般的です。
また、銀行積立や投資信託ですと、毎年の利息に税金がかかりますが、Anuuityの場合はお金を引き出すときまで、この税金は繰り延べになります。繰り延べの利点は、翌年の元本となる部分が増え複利の効果が大きくなることです。また、お金を引き出すときに結局は税金がかかりますが、リタイアメント後など、ほかの所得が少なくなったときにかかる税率は低いものとなります。
サレンダーチャージ(早期解約控除)
気をつけなければならないのが、サレンダーチャージ(早期解約控除)です。早期に解約すると、フィーが引かれます。このフィーがかかる期間は3年から10年が一般的で、商品によって異なります。このフィーがかかる期間内で解約すると、銀行積立よりマイナスになる場合もあります。但し、このマイナス分は利息でカバーできる場合もありますので、ご検討の際には、エージェントから受け取ったイラストレーション(見積もり)をよくご覧になっておくことをお勧めします。
Annuityをうまく利用するには
Annuityをうまく利用するには、5年以内に必要となるような緊急資金は、別途預金口座に確保した上で利用すること。月々や毎年の積み立ての場合も、「解約控除期間中は引き出さない」くらいの気持ちで利用されたほうがよいと思います。しかし、積み立てが苦手な方にとっては、このサレンダーチャージを逆手に取ることもできますよね。気軽に引き出せてしまえるようではなかなかお金がたまらないものです。
さらに、目的がリタイアメント資金という方は、IRAとしてAnnuityの契約ができます。それによって一定限度までは毎年の掛け金が所得から控除できます。その場合の注意点は、59歳6ヶ月までに引き出すと追加税が10%かかる点です。
こういう時代ですので、ご自身の利用目的、準備済みリタイアメントなどを考慮し、専門家と相談の上、ぜひAnnuityをうまく活用されてみてはいかがでしょうか。
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